先を見た行動ができるというのは、たいていの場面であなたを有利にしてくれます。

ただ人間は自分に甘い生き物なので、それがなかなかできません。

 

これは経営という大きなテーマではなくとも、

例えば小学生の時に「明日の準備を前の晩のうちにする」などという

ごく簡単なことですら、

何かと理由をつけてできなかった方も

おられるのではないでしょうか。

 

どう考えてもそのほうが朝、余裕ができるのに。

先を見た動きどころか、先を見ることすら

あえてしないようにしてしまう方も、おられるのではないでしょうか。

 

しかしそれがあなただけの不利益であればまだしも、

経営者であれば取引先や顧客、そしてそのご家族達等多くの方に、

その被害が及びます。

 

この際の不利益とは実際の不利益だけでなく、

先を見ていればもっとあったはずの

利益も含むとお考え下さい。

あなたはもう、多くの人の生活や期待を

背負っていることに気づくべきです。

 

そのことに気付けば、できる限り先を見て、

先手を打った経営をする必要を感じるはずです。

 

しかし今まで先を見る習慣がなかった方は、

どんなことをすれば先が見えるのかがわからない。

できないことだからやらなくていいと思っておきたい、

という方もおられるでしょう。

 

そこで今回はそんな先見性を養う基礎のお話です。

経営的に基本は、他ページで解説している

事業計画」を作るのが一番です。

 

しかしそれでは十分ではありません。

 

先を見るというのは、いわば見えていない地図の先を、

これまでの経験等をもとに予想していくことに似ています。

 

そして事業計画は、現在地からあなたの目指すゴールへの、

一本道を描くことのようなものでしょうか。

 

しかし道はそれ以外にもたくさんあります。

 

思い通りにいかなかったり行き詰ったときに、

その他の道が見えている、用意している人のほうが、

ゴールにたどり着く可能性は高くなるでしょう。

経営者はそんな

「使わないかもしれないけれど、知っておいた方が良い道」にも

気を配っておく必要があるのです。

 

具体的には、新聞を読むこと、展示会や博覧会に行ってみること、

同業はもちろん、他業種や他業界のセミナーに出てみること、

などがそんなことに当たります。

 

ネット検索は万能な気がしますが、

検索ワードを入れている時点で

あなたの欲しい情報に絞られています。

そうではない、今すぐ必要ではないけどグローバルで

重要な情報をしっておくには、やはり新聞などが良いのです。

 

今はネット購読もできますので、

ぜひ目を通すようにしてください。

展示会や博覧会も、その時の最新情報やトレンドがわかるので重要です。

 

特に個人経営者は時代ずれしやすいので、

積極的に見にいきましょう。

他業種他業界のセミナーに出ることは、

特に治療業界などの、閉塞し時代に遅れ気味の

業界に属する方にとっては、大きな刺激になります。

 

これらのような行動が、現在地から目的地までだけの直線地図に、

横の広がりを与えてくれるのです。

簡単に言えば、

今は直接関係のない(と思われる)ことに、どれだけ興味を持てるかが、

あなたの先見性につながっていくということです。

 

それにかける時間やお金は、特に経営者にとっては必要経費です。

 

今すぐ何かが変化するわけではないかもしれませんが、

必ずあなたの経営を豊かにしてくれます。