友達百人できるかな、の呪い

先日「初耳学」と言う番組で、「今でしょ」で有名な
林修先生が、興味深いことを言っておられました。

それは、小学校に上がった時に習う
「友達百人できるかな♪」と言う歌に、
現代人の悩みや問題が象徴されている、と言うもの。

その時の細かい話は置いておきますが、
この友達が多い方が良い、
言い換えれば孤独がだめなこと、
恥ずかしいことだと言う価値観に対して、
そうでは無いのではないかと言う意見を、
最近よく耳にします。

それをどう思うかは、個人の考え方だと思います。
それについて私は、独立起業する経営者の目線として、
触れてみたいと思います。

私自身の考え方としては、
自分が自分らしく生きていく中で、色々な人とぶつかり合い、
それでもその人と分かりあって、友達になっていく。

その結果友達が増えていくのであれば、
それは素晴らしいことだと思います。

しかしそうではなく、ぶつかるのを避けて、
波風を立てないために主張を抑え、合わせてる。

そんな関係の人を友達と数えて、
数を誇っているのだとすれば、
あまり意味は無いことではないかな、と思います。

あくまで、私の考えです。

気づいていないかもしれないですが、
それはとてもしんどいことであるはずです。

もちろん現実は、そうそう自分の思い通りだけでは進みません。
だからこそ友達選びぐらいは、そういう風にして生きていければな
と思っています。

しかし、どちらかと言うと日本は
文化的にも「和もって貴しとなす」
と言うように、自己主張を強くせず横並び意識が強い。

それが良いことだとされてきています。
「出る杭は打たれる」
だから周りの様子を見てから、
悪目立ちしないようにやっていこう。

そんな意識が、日本人の多くの人の根底に、
あるのではないでしょうか。

私はこの考え方は、経営者にとっては
かなり致命傷になりかねない、と思っています。

なぜなら、独立起業して10年後も倒産せずやっていけているのは
その全体の約6%、と言われています。

という事は、横並びを目指せばその「倒産組」に入ってしまう
と言う事になるわけです。

100人中の6人の方に入って、
経営を発展させていくためには、
周りの出方を伺っている場合では無いのです。

そしてそのための「正解」は、
「周り」の中にはないのです。
だからほとんどが倒産・廃業するのです。

正解は、あなたの中にしかない。​​​​​​​
だからあなたは、チャンスを追い求め見つけ出し、
それに飛びついて、傷だらけになりながらものにしていく。
独立起業には、そんな覚悟が必要だと思います。

みんなと仲良くやって行こう
という事自体は、素晴らしいことだと思います。

しかし経営者は特に、そのために自分自身を追い詰めたり
大きなチャンスを逃したりすることが、
出てくるのではないでしょうか。

物事にはいろんな側面があり、
一概にどれが正しいとは言えないのは当たり前。

しかし経営者としての判断は
周りに合わせることなく、
自らの基準をしっかりと持ち
「周り」の出方を気にして
呑まれないようにしたいものですね。