「鍛」と「錬」の深い意味とは

あなたもこれまでの人生で1度ぐらいは
「鍛錬」と言う言葉を使った事が、
あるのではないでしょうか。

ところでその「鍛錬」の語源、
ご存知でしょうか?

これが結構深く、ビジネスにおいて
考えさせられるモノなので、今回はそのお話。

その語源は宮本武蔵が残した
「五輪の書」という兵法書。

その中に、「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」
という言葉があるのです。

ここから出てきた言葉が「鍛錬」
千日の稽古で到達する「鍛」と言うのは、
基礎ができあがり、一人前になるという意味だそうです。

それに対して万日の稽古で到達する
「錬」と言うのは、達人の域のこと。

これを知ったとき、私がまず思ったのは
「一人前、人並みになるのでも、
すごく時間がかかるものなんだな」
ということです。

あなたも「ちょっと知っただけ」で
わかっている気になったり
「少しできただけ」で
ものにした気になったりする事は
無いでしょうか。

しかしそれは本物の力ではない
と言うことです。

千日の稽古と言うと、約3年もの年月。

私にこの言葉を教えてくれた、
サラリーマン時代の上司は
ちょっと仕事がうまくいって
調子に乗っていた私に、こう言いました。

「ずっとその仕事に従事してるわけじゃないし、
現代人はそればっかりやってる、
と言うわけにもいかないけれども
少なくとも何か1つのことを、一人前になるには
甘めに考えてもそれに1000時間は
費やさなくてはいけないと思っておきなさい」

そして「10000時間費やして、
やっと達人の域に到達できるかどうか。
思い上がるのは、それぐらいやってからにしなさい」
と言われました。

すごく印象に残ったので、よく覚えています。

あれだけ上手い人の集まりである
プロ野球選手が、なぜ春先に厳しい練習を繰り返すのか。

それはそういうことだと思います。
私たちはプロ野球選手ではありません。

しかしそれで生計を立てている以上、
「治療のプロ」ではあり、「経営のプロ」
ではあらなくてはいけないはずです。

治療は毎日の現場で、
ある程度は研鑽されるんでしょう。

しかし経営は、ただ時間を過ごしているだけでは
研鑽はされません。

プロ野球選手の練習と同じように、
治療家が治療の現場で、
試行錯誤を繰り返すのと同じように、
経営も手に入れた知識を
実際に使い悪戦苦闘しながらそれを
本物力に変えていかなくてはいけないのです。

それが生き残り、経営を発展させる道なのです。

例えばあなたは、この数年を考えて、
そうやって研鑽を重ね、手に入れた
「本当の力」と呼べるものは、
ありそうですか?

それこそが、経営に困ったときに
あなたを裏切らず支えることになるのです。

私はセールスや経営はもちろん、
歩行指導やウェブに関しても
携わった時間はそれぞれ10000時間を超えています。

なのであなたにお伝えできる事は、たくさんあります。

全て知ったところがスタート。
そこはゴールではありません。
そこが1時間目。

まずは1000時間に向けて、
どんどん取り入れて試行錯誤してみてください。

ちなみに前出の五輪の書とは、
戦国の世から平和になり、
闘いを知らない若者に向けて
来るべき次の戦乱の世に向け
闘い生き残っていくために
記されたものだそうです。

通じるものがありますね。

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「知った」で終わらせず、そうやって
どんどん使っていただければ幸いです。