継続来院を増やすカギは「動機付け」
今回は患者さんに継続的に来院させることが
得意ではない治療家の方にぜひ知っていたきたい話。
なお、今回の話は平均以上の技術があり、
好感度も人並みはあるとしての話です。
要するに、問題はそのあたりではない、ということです。
患者さんは、体調が悪ければ、痛いところがあれば
勝手に続けて治療に来る、と思ってはいませんか?
それは大きな間違いですし、
それこそが継続来院を妨げている考え方。
確かに痛みがある、体調が悪いと言うのは、
治療に通う大きな理由にはなりますよね。
しかしそれであれば、痛みがましになったり、
消えてしまえば通院はしないでしょう。
例え本質的には治っていなかったとしても。
もっと言えば、痛かったとしても
何とか我慢できる範囲だと思えば
来院をやめたりするでしょう。
より多くの方に、しかもしっかりと最後まで
来院してもらおうと思えば、それだけでは
全く不十分なのです。
では何が必要なのか。
そんな患者さん達に、
「治療に行く」そして「続けて通う」
動機付け(モチベーション)を、
様々な角度から与えないといけないのです。
例えば外反母趾で言うと、
我慢できないほどの痛みがあれば、
痛みをなんとかしたくて、
取りあえず治療にはくるでしょう。
しかし外反母趾の本当の問題は、
実は足の痛みではなく、足の横幅が広がり
足としての機能を果たさなくなっていることにあります。
逆に言えば、痛み以外の問題も
たくさん発生していることになります。
なのでそれをしっかりと初回に伝えます。
「外反母趾のせいで足元がふらつくんですよ」
「足が太くなっているんですよ」
「股関節や膝の痛みも外反母趾が原因なんですよ」
「しゃんと立てず、姿勢が悪くなるのも足元からなんですよ」
等。
そしてきっちり治せば、これらが
全部解消することを伝えるのです。
そしてさらに、そうなれば「こんなこと」も
「あんなこと」もできるようになると、
その方の希望に合わせて具体的に表現するのです。
そうすればその患者さんは、
痛みを取ると言うだけではなく
「姿勢が良くなる」「肩こりが治る」
「かわいい靴がはけるようになる」
「スタイルが良くなる」など、
様々なモチベーションがかかることになります。
言い換えれば治す理由、通う理由が
たくさんできる。目的が広がる。
そういうことです。
まずこれだけでも、継続来院の成果は
大きく変わってくるでしょう。
そしてさらに通ってもらっている間に
進捗に合わせて、それを適切にフィードバックするのです。
ポイントは「治療の腕」ではなく、
その「患者さんの頑張り」に
焦点を当てること。
「 足首がだいぶやらかくなりましたね、
佐藤さんが頑張って治療に通ってるからだね。
足が若返ったってことですよ」
「足の横幅が締まってきたね。
最近歩き方が上手になってきてるからですね。」
などです。
自分の取り組みが、良い結果を生んでいる。
そのことがわかれば、必ずやる気は上がります。
要するに、痛み以外の指標を患者さんに示し、
その進歩を次へのやる気につなげるのです。
この時に「俺の腕がいいから」などと
やっちゃう人たち、最悪です。
他人任せの患者さんを作るだけ。
なので私は「神の手」などと言う様な
呼称が好きではありません。
健康づくりの主役は治療家ではなく、
患者さん自身であるべきだと思っているからです。
健康は自分で作るもの。
ならばその人の頑張りにできるだけ
焦点を当ててあげる事が
その患者さん自身の取り組み方の変化につながるはず。
いかがでしょうか。
もしこれらの取り組みをしていない治療家の方であれば、
それはこの面で伸びしろがある
と言うだけのことです。
言い換えればこれらを取り入れれば
これまでよりもさらに繁盛させる事は
間違いなくできるでしょう。
治療院は病院に近い感覚で、
「ビジネス」という感覚で見ていない方もおられますが
それは間違っていると言えます。
やはり一種の「ビジネス」であることは、間違いありません。
なのでこのようなセールスや経営の仕組みを
きちんと取り入れれば
経営はさらに拡大・向上していきますよ。