回数券導入が、患者さんのためになる最大の理由
この間のセミナーで、回数券についての話が出たので
今回はそのことについて。
私は回数券肯定派ですが、
回数券やチケットの導入について、
否定的な方もおられますよね。
私の習った整体学校でも、回数券なんてもってのほかだ!
というふうに教えられました。
その時説明されたその理由は、
「例えばあなたは10回の回数券を売ってしまって、
最後まで同じ気持ちで、その都度一生懸命治療ができますか」
と言うような話でした。
その説明を聞いた私の正直な印象は、
「この人何を言ってんだろう?」
と言うものです。
その講師の言い分では、 要するに先にもらってしまえば
その後一生懸命できないでしょうということだと思います。
しかし、商売というものの仕組みを
ほんの少しでもわかっていたら、
そんなことを考えもしないはずなんですけどもね。
何故かと言うと、その10回分の回数券を
消化しているうちに「どれだけ満足させられたか」こそが、
その後の延長に繋がったり、紹介に繋がったり、
評判が広まることに繋がっているわけです。
なので当たり前ですが、気を抜いている暇などありません。
そもそもその講師の言い分なら、
「料金先払い」の商売は、全部手を抜かれる
と言うことになってしまいますよね。
私には、そんな発想の商売人(治療家)が
いると言うこと自体がよく理解できなかったのですが、
どちらにしてもあまりレベルの高い話ではないですよね。
もしそのような発想の人なら、そもそも商売をするのに
向いてないのではないかと思います。
では、私が回数券を肯定するのはなぜか。
それは私にもメリットはありますが、それよりも
患者さん側にメリットが多いからです。
私のやっているサービスは、その場痛みを止める
というような、対処療法的治療方法ではなく
症状を根底から変える根治療法、ひいては生活習慣指導になります。
とすれば、それは1回でその都度結果が出る、
と言うような類のやり方ではありません。
今、痛いからやるという生理的なものでなく、
将来にわたって体に必要だからやる、
という理性的・主体的なものです。
なので長い目を見て取り組むものになります。
患者さんは最初にそのことをしっかりと理解して
始めたつもりでも、人間は忘れる生き物。
ついついそのことを忘れ、当座の痛みが治まれば、
足が遠のくことが多いです。
外反母趾は特にそうですが、
生活習慣病はこれでは根本的には改善しません。
さてそれは、果たして患者さんにとって
利になることでしょうか?
このように、その都度その都度の判断を患者さんに委ねると
長い目を見てやらなければいけない
という発想が薄れていく場合が多いのです。
なので最初にしっかりと状態の全体像を理解してもらい
その根本的改善を決意してもらう。
そしてどれぐらいの回数がかかるのかをお伝えし
その全額を最初に払ってもらう。
そのかわりその料金自体は
都度払いよりはかなり割安にしています。
なので患者さんにとっては、総支払料金としてはかなりお得
どちらかと言うと回数券に否定的な方に多いのは
自分たちが楽をしよう、自分たちが儲けようという発想を
嫌う方が多いのではないでしょうか。
私の指導する治療院の方には、
このように詳しく説明をした上で、
自由にしてもらっています。
歩行指導を取り入れようという
柔軟な皆さんですから、
大体「あ、それもそうか」と思われるようですね。
患者さんにとって
何が1番メリットがあるのか
それ考えて、もう一度判断してもらうと、
また違ってくるのかもしれませんね。