靴は真っ直ぐすり減ってはいけない
私はよく、足の情報に関しては今はまだ
正しくないものが多い、ということを
お伝えしていますが、今回もそんな話。
少し前に、「靴の外側がすり減らなくなると、
不調がなくなるよ」という様な本が、
話題になって売れていたようです。
しかしこれは私の立場で言うと、
「いやいや、こんなこと言ってしまうと、
調子悪くなる人増えるやん」
それはそれなりに、いろいろ研究を
されてそういう理論になったと
思うんですが、詳しく聞いてみたい位です。
そもそも足は、土踏まずが内側にあるから、
基本的に体重は外側に乗っているものです。
しかも歩行時、力を抜いて足を自然に前に出すと、
着地の瞬間足首は、やや外側に倒れている状態
(回外:スピネーション)になるはず。
なので靴がすり減るのも、基本的外側。
それが自然な歩行の時の状態のはずです。
さすがに靴の減り方までには言及していませんが
歩行分析(J.ペリー著)等の
代表的な足の教科書的な本にも、
この足首の傾きや、正しい重心移動(COP)は、
きちんと記されています。
それをどう解釈してどう分析したら、
靴のすり減りは水平であるべき、
と言うことになるのか、
よくわからないんですけどね。
なんかよくわからないけど、
真っ直ぐ=正解
偏っている=間違い
という先入観ありき、みたいに感じます。
ちなみにこの「正しい靴のすり減り方」
いうコンテンツは、足の講演会などをするときに
すごく役立ちます。
参加者の靴を脱いでもらって靴を見て
「この靴とこの靴、どちらの方が
正しいすり減り方をしてると思いますか」
などと言って、靴を回したりする。
講演会と言うのは、つかみでどれだけ
観客を参加させることが
できるかどうかが大きなカギ。
なのでこれを使って一気に、
全員参加させてしまいます。
これはちょっと余談ですが、
私はインストラクター講座受講者が
地域で足の講演などをする場合は、
その講演の内容の組み立て方や
話の切り口などまでも
アドバイスをしています。
私はセールスマンの時、講演をしながら
物を売ると言う、テレビショッピング的な
お仕事だったので、そういうの、得意なんです。
ちなみに1時間ほどの講演を、
セールスマン時代に、
1万回ぐらいはやっています。
話は少し脱線しましたが、
このように靴のすり減り方の情報一つとっても
まだまだな時代。
早く正しい情報が広まれば
いいのになと思っています。