経営者であるあなたの最重要課題の一つは「いかに集客するか」だと思います。

言い換えれば集客さえできていれば経営は安定し、

そのノウハウが確立していれば、それだけでコンサルになることさえも可能です。

 

とにかくたくさん来てほしいのはもちろんですが、

その「集め方」が客質に大きく影響を及ぼします。

 

客「質」という言い方はあまり好きではありませんが、

その概念が存在することは事実なので、詳しく解説します。

 

例えば治療院経営において、患者さんの立場で言えば、

行ったことのない治療院に行くのは勇気がいります。

それは言い換えれば様々な「リスク」と言えるでしょう。

そのリスクを解消してあげれば来院の可能性は高まるわけですが、

一番手っ取り早いのは「安くする」というやり方。

とにかく安ければ例え良くなくても、少なくとも損をした気分にはならない。

なので単純ですが効果の高いやり方ではあります。

 

しかしもし「ただ安かったから」と言って集まる患者さんの多くは、

どういった志向の方が多くなるでしょうか。もっとわかりやすく言えば、

A.費用は気にせず質の高い治療を受けたい
       ⇕
B.治療の質よりとにかく安さ重視

というグラデーションでいえば、どちらよりの方が集まるでしょうか。

答えは明白ですよね。

 

ここで考えていただきたいのは、あなたはどんな人を集客したいのか、

ということです。

 

これもわかりやすく言えば、

A.体のことを本気で考え、最後までしっかりと通って治そうという患者さん
       ⇕
B.とりあえず安いとこ見つけて、ちょっと調子悪いときに渡り鳥的に見繕っていこうという患者さん

 

少し極端な例ではありますが、

Aの患者さんはAの傾向、

Bの患者さんはBの傾向になるのは当然です。

 

なのでもしあなたがB向けの広告を打って

「患者さんの質が…」と言っていたとすれば、それはお門違いというもの。

あなたのやり方があなたの治療院の患者の質を集めている、

作っているというだけです。

質をとれば量が下がり、量をとれば質が下がる。

自然界の心理であり法則ですが、悩ましいところではあります

 

しかしこれを改善する方法が無い、ということではありません。

それは患者さんの考え方を啓蒙すること。

啓蒙とは

「人々に正しい知識を与え、合理的な考え方をするように教え導くこと(大辞泉)」。

少し難しい言い方ですが、これが意味的に一番しっくり来ます。

 

みんな健康は大事だと思ってはいます。

しかし多くの方は言っているだけで、

それを積極的にちゃんと時間やお金をかけてまで作ろうとまでは、

していないものです。

 

そこでそのことにより、どれぐらいの不利益があるのか。

改善されるとどれぐらい価値があるのか等を、しっかりと理解してもらうのです。

そして「今までそこまでしっかり考えてこなかったけど、

そう言われれば確かにそうだな。

じゃあここらで時間やお金を割いて、本気で健康に向き合ってみるか」

と思ってもらうように持っていくのです。

簡単なことではありませんが、できるようになれば経営的に凄まじい影響です。

→安さに惹かれてきたお客さんを、ロイヤルカスタマーへと育てる方法

 

Bの人があなたの治療院に来てAになっていくのですから。

そしてそれは不可能ではなく、消費者心理を

適切におさえてすすめれば、実はそれほど難しいことでもないのです。

もちろん当初の患者さんの意識レベルにも寄りはします。

 

しかしポイントは、患者さんの質はあなたが引っ張り上げることができるもので、

それができていなかっただけ、という考え方に立てるかどうか。

消費者心理については、こちらで詳しく解説しています。