複数の選択肢の中で選択に迷ったとき、その選択の基準はいろいろあるでしょう。

 

その中で私がお勧めしたいのは、

自分に

その選択に誇りが持て、かっこいいと思えて、

それを選ぶ自分を好きだと思えるもの選ぶ、

というものです。

 

具体的な例を挙げてみます。

 

患者さんがあなたの治療院で、

コルセットを買おうとしています。

しかしその患者さんは似たようなコルセットを

すでに持っており、あなたの目から見ると

ホントは必要ない。

 

しかしその患者さんは判断にあたっての情報がなく、

これどうしよう?とあなたに相談する。

 

あなたならどうしますか。

 

私なら迷わず、買わなくていいといいます。

 

そして家にあるコルセットの使いこなし方を教えてあげます。

一見善人できれいごとのように思うかもしれませんが、

そうではありません。

 

非常に現実的な判断で、そうするのです。

 

その理由を丁寧に説明してみます。

 

そもそもあなたにとっての幸せの基準は、どんなものでしょうか。

お金がどれだけあるかどうかでしょうか。

高い地位に就くことでしょうか。

それらも一つではありますが、

本来幸せは相対的に優れていることではなく、

あなたが心で感じるもの。

 

わかりやすく例えれば、安い服を着ているから不幸せ、

高い服を着れば幸せではなく、

あなたがそれをどう思うか・感じるか次第、

ということのはず。

 

それは人から決められるものでも、

判断されるものでもないはずです。

ということは先ほどの例に戻ると、

売れば確かに売上は上がるでしょう。

 

しかし私にとっては

「家にあるもので代用できることを知りながら、説明もせず売った」というのは、

いつまでも心に引っ掛かります。

 

要するに自分の利益を優先した、ということです。

 

私はそんな自分をかっこいい、素敵だとは思えません。

それに対してきちんと教えてあげれば、

私は自分のことを正しいことをした、

親切だったと思うことができます。

 

結局幸せというのは心で感じることだとすれば、

私にとってどちらが毎日の充実や

幸せに繫がるのかは、明らかです。

 

自分を素敵だと思えることは幸せなことであるだけでなく、

周りから見て自信のある人に映ります。

選択に誇りを持てるのですから、当然です。

 

そしてそういう人のところに、人は集まるようになっています。

更にまた、患者さんの側から見ても

そんな親切をしてくれる院が、心に残らないはずがありません。

 

また買い物をしたくなったり、何か相談するならそこの院、

誰かに紹介するならそこの院となってきます。

 

何なら家のでも代用できることを説明しても

「あなたから買いたい」となることすらも、よくあります。

 

要するに誇りの持てる選択は、

あなたが幸せに思えるだけでなく、

実利としても目先の小さな売上とは比較にならない、

もっと大きな経済効果を先々でもたらしてくれるのです。

 

そういう商売の仕方をしていれば、

それは「人」の魅力でつながっているということなので、

少々のことでは揺らぎません。

 

近くにライバルができようが、ネットで安かろうが、

あなたという「人」を信頼し指名買いしてくれるのです。

売り込む必要もお願いをする必要もありません。

 

また逆にその人に必要だと思うものは、

しっかりとお勧めします。

そうすることで

「この人は私のことをしっかり考えて勧めてくれている」という、

商売上の信頼関係が出来上がるのです。

 

これは私が営業マン時代に行きついた

営業や商売の「理想形態」のようなものです。

 

そんな状態を作り出すためにも、

誇りを持てる選択をしていくことは重要なのです。