サービスや商品が良ければいつか必ず世間が気づき、
売れ出すに違いないとどこかで信じている経営者は、非常に多いものです。
しかし残念ながら、これは非常に甘い見通しだと言わざるを得ません。
現実にそうやって多くの会社が倒産していっています。
今時良いサービスや商品であることは、
成功のため前提条件の一つにすぎないことに、早く気付くべきです。
今回はこのことについて、腑に落ちるようにお伝えしてみます。
「サービスや商品さえ良ければ売れる」というのは、
実は治療院業界でもかなり根強くある思想の一つです。
言い換えれば
「腕さえよければ」
「技術さえあれば」
「治せるようになれば」という考え方です。
実際にある柔道整復師の方にお聞きしたのは、
勉強会等で集客に苦しんでいる原因を話し合うとたいてい
「まだ腕が未熟だから」みたいな話になるそうです。
これは一見謙虚な考え方ようで、
実はとても怠慢な思想だと言わざるを得ません。
なぜならその方は市場の調査もしておらず、
消費者心理も理解しようとしていないのが、明らかだからです。
まずそもそもその方は、他の治療院の提供するサービスや
商品の水準(治療水準)をご存じなのでしょうか。
そもそもこれだけ治療院があるのですから、
そんな中で繁盛しているところは、治せるのは当たり前。
それは土俵に上がる最低条件のようなものです。
もし腕が未熟だというのであれば、
その最低条件すら満たしていないということになります。
繁盛するかどうかはその先の努力の話なのです。
陶器などを作る職人に例えると、
質の良い陶器を作るというのは職人にとっては好きなことでしょうし、
得意分野だと思います。
しかし良い陶器さえ作れば勝手に売れていく、ということはないでしょう。
宣伝活動や広告等に工夫や努力がいるのは当たり前です。
もしそれをおろそかにする陶芸職人が
「腕が未熟だから繁盛しない」と言ったとすれば、
それは自分の苦手なこと・得意ではないこと・好きではないことから
目を背けるための、怠惰な思想だと言わざるを得ません。
特にこれだけサービスや商品があふれている世の中です。
良いものを提供しているのは大前提で、
それを消費者に知ってもらう努力は、必要不可欠なのです。
同じ市場のライバルはどんな水準のどんなサービスを
どれぐらいの価格で提供しているのか、という市場調査。
そして消費者である患者はどんなサービスを欲していて、
現状にどんな不満があって、どんなアプローチをかければ興味を持ってもらい、
知って体験してもらえるのか。
良い技術はこれらがしっかりできていて、初めて活かされるのです。
もしもあなたが意識してなのか、
意識しなくてなのかはわかりませんが、
それらのことから目を背けてきたとすれば、逆に言えばチャンスです。
もしそれらを取り入れれれば、今まで閉ざされていたように見える道が、
一気に大きく開けていくのが感じられるでしょう。
まずはこのホームページに書いてある様なことを、取り入れることから初めて見てください。