末永く安定して商売を続けていったり、事業規模を拡大していこうと思えば、
従業員や消費者や取引先の信用がとても重要になってきます。
「あそこなら大丈夫」と思ってもらえるような信用が、
あなたの事業を後押ししてくれるのです。
しかし気づかないうちにその信頼関係を損ねている場合があります。
今回はそのことについてお話ししたいと思います。
あなたの事業の安定・繁栄のためにも、関係する人の信用は欠かせません。
それを作るために、全ての経営者は日夜努力を積み重ねていっている、
といっても過言ではないでしょう。
しかし実際には些細なことでそれを損ねてしまっていることに、
気づいていない方が多く見られます。
ものすごく些細で具体的な治療院での例を挙げてみます。
例えば「患者さんの笑顔を取り戻すのに、全力を尽くします」と
掲げている治療院があったとしましょう。
その院長が無表情で笑顔が無ければ、患者としてはどう思うでしょうか。
果たしてその掲げた題目を、本当に思っているように見えるでしょうか。
「いや治療技術で痛みを無くすので…」などと言われるかもしれませんが、
笑顔は相手に伝わるもの「全力」を尽くすなら、
自分の笑顔も含め、徹底的にやるはずではないでしょうか。
このように、口で言っているだけかどうかは、
その人の行動を見ればわかってしまうものです。
言葉は取り繕えても、行動までは取り繕えない。
遅刻をして迷惑をかけ、それを本当に悔いた人は、
どんなことをしてでも二度と遅刻をしないようにとするでしょう。
勝負に負けて本当に悔しかった選手は、死に物狂いで練習するでしょう。
もしそれでも何度も遅刻をするようなら、練習をさぼるなら、
それは心底では悔いてない、悔しくないということを行動で表してしまっているのです。
人生経験をある程度積んでくると、人間はこれを肌で感じるようになってきます。
皆さんも逆の立場で
「この人、本当はそうは思っていないな…」などと感じる機会は、
しばしばあると思います。
本当に行動の端々に、本心は出てしまっているのです。
消費者や取引先は、そんな目であなたの行動を見ています。
そして「あれ、言っていることとやっていることが違うな…」
という所を見逃しません。
そうして信用を失っていっていないか、
常に一度あなたの行動を見つめなおしてください。
ルールを守りましょうと言っている人が、信号無視をしていないか。
ものを大事にしましょうと言っている人が、靴のかかとを踏みつぶしていないか。
「いや、あれは例外で」「いや、あの時はたまたま」なんて言い訳、
従業員や消費者や取引先は聞いてくれません。
そんな日常の些細なことにあなたの本誌はさらけ出されている、という自覚を持ち、言行一致を心がけましょう。