そもそもあなた自身、例えば病院に対して

「メンテナンスで病院に行く」という概念がおありでしょうか?

 

殆どの方がそうではなく、

「病院とは病を治しにに行く所であり、元気な時は用のないところ」と

お考えなのではないでしょうか。

あなたの治療院がリラクゼーション系ではなく

治療系であればあるほど、患者さんにとっては病院と同じような認識で、

見られていると思ってよいでしょう。

 

まず、治らなければズルズル通ってもらうことになりますが、

もしそれを治せるところがあり、

そんな所をその患者さんが見つければ、

そちらに移ることは間違いないでしょう。

逆にもし治ったとすれば、先ほど述べたように

「だけども念のため、メンテナンスで通う」という概念はあまりないので、

早晩来なくなるでしょう。

 

どちらにしても、うまくいくということは難しいことがわかります。

では健康診断や人間ドックのような概念はどうでしょうか。

これならまだわかりますが、しかしそれでも通う動機付けには弱くあります。

せいぜい年一回が良いところでしょう。

 

あなたもどこも悪いと感じないのに、

自主的にしょっちゅう健康チェックに病院に通う、ということは、

してないのではないでしょうか。

 

これらを踏まえて考えてみると時間に追われる現代人が、

時間やお金を割いて悪くないのに予防で治療に来てもらう、

ということ自体がそもそも難しいというのがわかります。

もしそれでもメンテナンスという通わせ方をしたいなら、

メンテナンスがいかに重要かという概念を、患者さんに訴え

心底そうだと思ってもらうという「仕掛け」や「仕組み」が必要なのです。

 

それもやらずにただ

「維持のためメンテナンスに来た方が良いですよ~」では、

患者さんは「はい、そうですね」とは言うものの、

全く来ないか来てもすぐに来なくなるのが関の山。

それでもごり押しすると儲け主義の押し売りととられ、

せっかく関係構築し体を良くして信頼を勝ち得た患者さんなのに、

かえって悪印象で終わってしまうことなります。

 

先ほど仕掛けや仕組みととお伝えしましたが、

仕掛けとしては健康維持は簡単ではなく、

継続した努力がいるという考え方を、

通ってもらっている間に少しづつ「教育」すること。

 

患者さんも頭ではわかっているので、

それ以上に腑に落ちるように消費者心理を踏まえ、

深く「納得」してもらうようにもっていかなくてはいけません。

 

仕組みとしては、

「治療院に治ったのに行く」というのでは、

無駄なこと必要のないことに

時間やお金を割いている印象がぬぐえません。

 

なので例えば運動施設などを併設し、

治ったという「悪くはない」という状態から、

さらにもう一つ上の

「スゴく健康・若返っている」というステージに向かう、

というイメージに切り替えて通ってもらう等の、仕組み作りが必要なのです。

 

このような消費者心理を踏まえた戦略の組み方や対応、

表現の仕方等は、セールスや経営の基本的な

セオリーやスキルを駆使すれば、本来それほど難しくありません。

 

しかし治療畑一筋で来られた方は、

このあたりのセールスや経営スキルのが弱い方が多く見られます。

なので患者の心理を踏まえず、

無理なことをごり押しするような形で、

損をしている方がすごく多いのです。

 

私は幸い治療家になる前に、

セールスマン・店舗経営者・セールスマンの育成という

「遠回り」をしたおかげで、セールスや経営のセオリーを実地で学ぶことができました。

それは今の治療院経営においても、大いに役立っています。

 

そしてそのノウハウは私の個人的な能力を

必要とするものではなく「不変のセオリー」。

習得すれば誰でも経営に活用できることは、

私が指導している治療院でも実証されています。

 

このホームページは、そんなセールスや経営を学びたい方にとって、

必要な情報を網羅した

「治療院経営者のためのビジネススクール」とでもいうべきもの。

治療院経営の際においての具体例を挙げながら解説しているので、

読み込んでいただければ必ず、

あなたの経営スキルはアップしていきます。

 

勉強しなくてはいけない、という義務的な考え方ではなく、

ここにあなたの治療院経営の可能性を大きく広げる伸びしろがここにある、

と考えてはどうでしょうか。

未知の能力の習得とその未来にワクワクしませんか?

 

ちなみに消費者心理については、別のページで解説しています。ぜひご活用ください。