今回は、これまでの①抵抗②注意③興味という段階を経て、
やっとあなたの話を聞く(読む)気になってくれた方に対してのパート、になります。
友人と他愛もない雑談をしているわけではないので、
あなたの伝えたい話(文章)には目的があると思います。
それは多くの場合来院や購買などの、
何らかの行動を促したいというもののはず。
それを強要できるものではないので、
相手に欲しくなる、行きたくなる等の
「そうしたく」なってもらわなければなりません。
その「そうしたく」なっている状態こそが⑤欲望の状態です。
これがどんどん積み重なっていくと、
次の⑥比較という状態に移っていくのですが、
どうすれば⑤欲望を積み上げることができるのでしょうか。
そのカギが④連想にあるのです。
⑤欲望を積み上げるためにはあなたは、
あなたの話を聞いてもらうことで相手自身に、
想像をめぐらしてもらう必要があるのです。
その想像している状態のことを④連想の状態といい、
これが強くリアルになれば成る程⑤欲望につながっていきます。
具体的な例を出してみると、
あなたがオムライスを売りたいとします。
「凄くおいしいオムライスがあるんですよ」というだけで、
オムライス好きの人は勝手に過去の記憶をたどったりして、
どんなにおいしいのか想像(連想)してくれるでしょう。
しかしたくさんの人にそのオムライスを欲しくなってもらうには、
特段オムライスが好きではない方までも、
巻き込んでいく必要があります。
そこで例えば
「このオムライスはまず、たまごに凄くこだわりがあって、
箸で黄身がつまめるほど濃いたまごだけを使っています。
なので味が濃厚でコクがすごい。
それを有名ホテルのフレンチを担当していた一流シェフが、
絶妙の焼き具合でとろっとろに仕上げています。
中のチキンライスのケチャップは糖度が15度以上の、
果物並みの甘さのトマトを使っていて、
自然の甘みが口の中でフワーッつと広がります。
超濃厚なたまごとの相性を、
何度も試行錯誤して選んだのでお互いを活かしあい、
あなたの人生で経験したことのない、
一口食べれば感動モノのオムライスが出来上がりました!」
とすれば、どうでしょう。
このようにリアルな描写で聞き手を
想像(連想)の世界に引き込み、
「おいしそう!」「楽しそう!」「痛そう」「辛そう」等の
感情に訴えかけることで、
それが「食べたい」「行きたい」「治したい」「避けたい」等の
強い⑤欲望へと変わっていくのです。
この④連想の大きなポイントは、
理論・理屈ではなく感情に訴えかけるということです。
なので数字や理論的な話より、
物語にしたりシズル感を出したりすることで、
感性や想像力に響くような表現にすることが
とても重要になります。
この④連想がしっかり入り、
⑤欲望が積み重なり掻き立てられてくると、
そこからやっとそれを手に入れるための現実的な考察である、
⑥比較が始まります。
そのあたりを次回詳しくお伝えします。