「ザイオンス効果」とは、

接触頻度が多くなればなるほどその相手に好印象を持ったり、

評価が高まるようになるという原理のことです。

この場合の「接触」とは触れることではなく、

会う機会や見る機会ととらえてください。

 

これは営業マンの基礎中の基礎とされる原則で、

ビジネスのいたるところで活用されています。

 

それでは解説してみます。

例えば女性を口説こうとしてデートに誘う場合、

①丸一日のデート一回
②一時間のお茶を3回

では、どちらが早く親密になれると思いますか?

 

ご自身をその立場に置き換えてみれば何となくわかるかもしれませんが、

これは②になります。

 

ここには別名単純接触効果と呼ばれる

「ザイオンス効果」が働くからです。

 

そしてこれはビジネスの世界では広く知られ、活用されています。

例えば同じ調味料を買うのなら、

TVCMなどでよく見るもののほうを選ぶ方が多くなります。

 

また親密に感じる方からサービスや商品を勧められるのと、

ない方から勧められるのでは、結果に大きな差が出るのは明らかです。

 

なので営業マンは用がなくとも、

取引先のところにこまめに顔を出すのです。

そしてこの原理は、あなたのビジネスでも十分活用できるものです。

 

では具体的に上げてみます。

 

まず治療院などで昔からよく使われる方法としては、

ニュースレターなどを作って送るというもの。

すぐに何かの売り上げにつながることはまれですが、

いざという時に思い出してもらったり、

相談してもらいやすくなります。

 

そして最近ではこれをメルマガや、SNSを使ってやる会社が増えています。

切手代や印刷代もかからず、コスト的にもかなり安くつきます。

何せ何らかの接触機会を作り、

その頻度を上げればいいということはお分かりになったと思いますが、

ポイントになるのはその内容や理由です。

 

実際の営業マンでいえば取引先も忙しいので、

本当に用もないのに訪問したり電話をしては迷惑になり、

続けられません。

なのでちょっとしたイベントやニュースをお届けする、

という「体裁」が欲しいところです。

 

逆に言えば、そのためにイベントやニュースになることを作る、

といってもいいぐらいです。

 

治療院でいえばカード決済始めましたとか、

子供のチャリティ姿勢教室やりますとか、何でもいいのです。

もしくは役に立つ情報を提供し続ける、というやり方もあります。

急な腰痛の対処法とか、膝痛の種類とお薦めサポーターとか。

どんな情報を?と肩ひじを張る必要はありません。

もちろんすごい情報連発!に越したことはありませんが

ザイオンス効果の原則から考えれば、ものすごい情報を一回だけよりも、

それほどではなくても何回も続ける方が良いというのは、

ご理解いただけるのではないでしょうか。

 

先ほど挙げた女性を口説く例でいえばわかりやすいのですが、

全く知らない関係から声をかけ、

知り合いにまでなるのが一番難しいのは、ビジネスも全く一緒です。

せっかく知り合いになった消費者(患者さん)と、

いかにつながりを持ち続けていくかのほうが、ずっと楽なはずです。

これを考える時の基本がこのザイオンス効果なのです。